ひのかじ。「あめの帰るところ」
ハァイ!
今日は雨が降りそうで降りませんでしたね、サガンです。
いや、降らない方が全然いいんですけど。
でも、いざという時に振られるのが一番困るんですけど。
今年はまだまだ行きたいところもあるし雨は勘弁ー。
基本的に紙媒体は雨ダメなんだってば(笑)
そんな本日の一品。
じわじわせつない?
「あめの帰るところ」原作:朝丘戻。
能登匡志:日野聡 椎本千歳:梶裕貴
秋津先生:東篠加那子 カヨコ:内山夕実
(あらすじ)
予備校講師の能登は高校生の千歳に恋をした。
優しく接する能登との時間に千歳もだんだんと気持ちが寄り添うようになり幸せな時間を過ごす2人。
しかし、それは突然千歳の中から失われてしまい…。
(感想)
記憶喪失モノですね。
前半は出会ってから恋に落ちるまで、後半は千歳が記憶喪失になって変わってしまった関係の中での2人の距離みたいな。
この作家さんのCD聞くのは初めてですが、独特な言い回しとかがあって。
慣れてないとなんだかちょっと戸惑うというか。
予備校講師である能登の口調がちょっと不思議な感じ?
自分が普段使わないような言い回しをしてくるのでなんかね。
それも生徒の千歳に対してなのに、年長者な感じがあまりしないというか。
口調がどこか幼さを含んでいるような。
そして、先生×生徒という構図はほかの作品でもいろいろあるけれど、先生の方がこんなにガンガン攻めてく感じって珍しいんじゃないでしょうか?
いや、あまり知らないだけかもしれないけど。
授業中とかも公私混同の勢いっていうのは…。
記憶喪失ネタなのでどうしても喪失してからはせつない部分が出て来ます。
それまでガンガン攻めて落とした能登は、千歳の横に彼女だという人物を見つけて自分の存在を「千歳の恋人」という場所に戻さない方向へと走っていきますし。
千歳の方は彼女がいながらも、能登と接しているうちに何か感じる部分があるのか少しずつ情緒不安定になっていって。
能登が作った1カ月の期間が「看取る」というよりも能登の中での気持ちの整理期間であったようにも思えて。
行き場を失った片想いのような感情を持て余している能登がせつない。
そして、能登といたいと思っても「あめちゃん」(能登の恋人だった頃のあだ名)ではなく「ちいさん」(記憶喪失後に能登がつけたあだ名)な自分は、能登に必要とされていないと感じる千歳がせつない。
最後に「あめちゃん」でも「ちいさん」でもなく「千歳」と呼びかけた能登。
ようやく行き先が見えたかなという感じ。
能登はとにかく口調が独特だし授業中とかの態度もあるので、この人が受け入れられるかどうかでこの作品に対する見方は大きく分かれるかも。
千歳の方もなんというかどこかやってることとかが女の子みたいなところがあるので、そこもまた評価が分かれるかな?
原作は未読ですがCDだとキャスト陣の演技はステキでした。
梶くん成長したなぁ…とか思っちゃいました(笑)
フリトは日野さんと梶くん。
ナチュラルに演じた梶くん。
最初は独特の雰囲気を出すのにキャラ作りに時間をかけた日野さん。
水彩画のようなお話。
じゃ!
naraku528
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