「終わりなき夜の果て(上)」読了。
ちょりース。
10月ですね、ふふ。
サガンでふ。
今日はいろいろ部屋の掃除やらなんやらをしておりました。
オフでしたので。
昨日はエンドレス仕事でした(笑)
やってもやっても終わらない上に納期は迫ってくる。
無事ちゃんと処理しきれたのでしょうか?(今日やってたはず)
明日行ったら聞いてみよー。
明日はまた別の仕事をするらしいのでドキドキ。
あー、カナ打ちてぇぇぇ(数字入力ばかりな件)
さて。
先月末発売で超超超楽しみにしてた本が発売されましたので、早速発売日にお迎えに行きがっつり読んでおりました。
本自体も分厚くボリューミーで内容も濃く(いろんな意味で)読みごたえ抜群でした。
やっぱアタシ、この人好きだー!
というわけで、和泉桂さんの『終わりなき夜の果て(上)』読了です。
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終わりなき夜の果て(上) |
(あらすじ)
清澗寺家の当主として養子に入った深沢に支えられながら日々を送る和貴。
そんな中、深沢の義弟だと名乗る人物が現れ、和貴は深沢にとって自分といることは本当に幸せなんだろうか?と考え始め…。
(感想)
シリーズ最新刊。
第1部完結編の上巻です。
もう、あらすじみただけでキュンとせつなくなります。
和貴の心情を思うと、あーーーっ!!!!!
そんな本編ですが、ようやくここにきて本当に深沢と生きていく決心が着いたのかなって感じ。
それまでに非常に非常に追い詰められてとんでもない精神状態に和貴はなっていくのですが。
常に、和貴の世界は、「深沢のため深沢のため」という思考で出来ていて。
今回は和貴なりに深沢のことを思いやった結果、自分にとっては苦渋の選択となってしまったり。
それでも、そこまで深沢のことを大切に考えることができるというのはやっぱりスゴイなとも思うのですが。
深沢もそのことに非常に喜んでいたので。
そこに至るまでの別離とか心中まがいのこととか。
なんだか胸に痛いことも多かったような。
でも、その心中まがいの時でさえ、和貴の中心は深沢でしかありえないのがなんともステキでした。
自分の放り出すことにはなんの躊躇いもない和貴が最後に見せる深沢の生への執着はとても好きです。
そんな和貴への躾と称して深沢がしたことはといえば………。
深沢ったら、何てことするのー!
針って!!!!!
ちょっとビックリしてしまいました。
いや、同人ならそれなりにいろいろいろいろしてるのは知ってるのですが。
まさか本編でもここまでとは…。
どんだけ歪んでるんだ、この人。
でもって、それを結果として受け入れる和貴って。
ま、全ては「だって、好きだからしょうがないじゃん」になってしまうのかもしれませんが。
2人の問題はこれでひとまず片付いたといった感じでしょうか。
後編は国貴と遼一郎メインになるのかな。
以下、同時収録作品。
「宵闇」
貴久と嵯峨野の話。
個人的にはこの2人の関係性もいろいろと気になるところではあるので、あとがきで和泉さん自身も書いてみたいみたいなことおっしゃってましたが、是非読んでみたいところです。
「罪の褥を満たす愛」
冬貴と伏見の物語。
実は何を隠そうノベルスとしてこの2人の物語を読むのは初めてだったのですが。
CDで聞いたしいいかと流してしまったのですが、これを読んでいたら原作も読んでみたくなりました。
これまで冬貴という人物は捉えどころのないいわゆる魔性だとしか思ってなかったのですが。
今回のお話を読んでみると実に真っ直ぐにかわいらしい人物であったのだなと思いました。
いや、前作でも実は真っ直ぐで純粋なところは見られたのですが。
今回のお話は非常にかわいかった!
伏見のために、というか、伏見と在るために。
ただ、それだけのためにいろいろ画策して。
自分の武器が何かをわかった上で、それを最大限に利用して。
互いが互いに唯一無二の存在で。
常に冬貴の言葉は少ないけど、時に口にする言葉は端的でシンプルで。
純粋な言葉だからこそ響くものがあるのだろうな。
冬貴の口にした「死ぬ」という言葉が非常に印象的でした。
そして、冬貴もまた身体を繋ぐことだけでなく、ただ伏見と寄り添うことで満たされることに、やっぱり和貴と親子なんだなーと感じました。
「滴る蜜」
和貴と深沢のその後。
かなり甘かった。
というか、和貴がかわいかったvv
ぐずぐずというのとはまた違うと思うんだけども、すごく甘えてる部分があって。
かーわーいーいー(笑)
とにかく、最終的な印象としては和貴も冬貴もかわいかった!!
「ン」というセリフがいろいろなところに出てくるのだが、このセリフが2人のかわいさを表現しているようですごく好きです。
来月には下巻、そしてCDも発売されます。
基本的にセリフは脳内変換して再生されていたわけですが、そうか…針かぁ……。
のじがどんなふうに啼いてくれるのか今から楽しみで仕方ありません!!
名前呼びで照れるとか感じるとか超楽しみー!
ちなみに。
応募者には書き下ろし付きプレミアムBOOKが!(応募者負担800円振込)
上巻下巻どちらか1冊の応募用紙で応募できるというから、こちらも楽しみです。
来月に下巻が出るのですが、それより先にCDが出てしまう件。
どうせ3枚組だしまずは和貴サイドの話だけ聞いちゃおうかなー…とか。
でも、まとめて聞きたい気もするのですが。
うーむ。
悩む~…。
じゃ!
naraku216
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