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「タナトスの双子1912」「タナトスの双子1917」読了。

ちょりース。
サガンだす。

あと10日で今年も終わってしまいますね。
というわけで、本日は年賀状を作っておりました。
ま、大したものではないんですが。
毎年ただのネタなので。
そして、今回は実にシンプルなデザインにしたので。
加工も殆どしてないし。
あっという間に終わらせました。
でも、ホントは一番欲しかった画像が見つけられませんでした。
日向さんのタイガーショット…orz(@C翼)
C翼は誰が何と言おうと初代(昭和版)が好きです。
鈴置さんの日向さんがいいのぉぉぉぉぉぉぉ(爆)

さて。

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和泉桂さんの「タナトスの双子1912」「タナトスの双子1917」読了しました。
上下巻なので今回はまとめて感想書きたいと思います。
いやー、面白かった!!

(あらすじ)
「軽蔑しているのに、私に従うのか」
時は帝政ロシア末期。
オルロフ公爵家の嗣子ユーリは天使のように優美な容姿を持ちながら、近衛師団では切れ者の大尉として知られている。そして、彼のそばには副官のヴィクトールが常に付き従っている。
目的のためなら躯を利用することも厭わないと噂のユーリを侮蔑を籠めた目で冷たく見ながらも、屈従を崩さず──
折しも、ユーリは幼馴染みのマクシムからある青年を紹介される。
それは死に別れたはずの双子の兄、ミハイルだった!?
愛と憎しみ、憧憬と裏切り。複雑な想いが絡まり合い……(「タナトスの双子1912」出版社より)

(感想)
本当に面白かったです。
上巻ではそれほどぐっと引きこまれなかったのですが、下巻でものすごい好きになってしまいました。
「主従、下剋上、敬語、眼鏡、調教、幼馴染み、軍服、貴族、年の差、年下攻などなどのキーワードでぴんとくるものがあれば、是非御手に取ってみてください。」
というのが店頭用POPに和泉さんが書かれた煽り文句なのですが。
もうどれもこれもあてはまるがな!!みたいな感じで。
特に「下剋上」に弱い傾向があるのですが、案の定、そんなキャラが一番好きになってしまいました。

まずは簡単なキャラ紹介から。
 ユーリ…双子の弟。ミハイルが引き取られるはずだったオルロフ家にある事情で嗣子として引き取られることに。大尉となり近衛師団を率いている。マクシムに想いを募らせる。
 ミハイル…双子の兄。オルロフ家に引き取られるはずが記憶を失い貧民屈の夫婦に育てられることに。看板息子となるが尻軽として有名。のちにあることを機に運動にのめり込んでいく。
 マクシム…貴族の三男坊。オルロフ家に引き取られたユーリとは語学を教えることを機に友人に。偶然入った店でミハイルを見つけユーリに引き合わせる。
 ヴィクトール…ユーリの副官。ユーリのよからぬ噂に軽蔑しつつもユーリのどんな命令にも従う。
 アンドレイ…貧民屈に来てから出来たミハイルの幼馴染み。ミハイルに好意を持ちつつも、貞操観念の低いミハイルとは寝ない。
この5人が交錯していきます。

上巻では主にユーリ、ミハイル、マクシムの3人が中心。
それぞれにそれなりに平和で幸福な生活を送っていたのだが、マクシムによって引き合わされ運命の輪が違った方向へと動き始める。
ただの双子ではなく、政府側と運動側という対立した組織に属する2人。
その首謀者に格が上がれば上がるほどに対立は深まる。
一方で、ただの双子として過ごしたい気持ちもあって。
ただミハイルの記憶が戻っていないせいもあってユーリとの思い出はミハイルにはなく、完全な昔どおりの双子には戻れてなくて。
そんな中でマクシムを巡る想いがあったり。
その愛情がどういったものなのか?
三角関係の末路は?
というのが「タナトスの双子1912」

「タナトスの双子1917」になると、2人の関係はある事件をきっかけにして対立を深めます。
その対立を深めた1つの要因としてヴィクトールの存在も。
何事にも気力を無くしてしまったユーリに対して支配し憎悪を植え付けることによって生かそうとする。
いわゆる、下剋上が起きます。
ま、そうならざるを得ない行動をユーリが取ってしまったからなのですが。
ヴィクトールのやり方はひどくもあるけれど、ユーリの地位はここからまたヴィクトールの手腕もあって確立していきます。
一方でミハイルは全ての記憶を取り戻し、ユーリへの愛情も思い出します。
自分の行いを悔い、許されないとしても謝罪をしたい気持ちが芽生えます。
そして新たな感情も。
献身的に世話をしてくれているアンドレイに改めて感じる感情。
なかなかそれを素直に伝えることはミハイルの性格上できないんだけれども、それを伝えてアンドレイのものになることのできたミハイルはとても幸せそうにも見えました。
ヴィクトールとユーリの歪んだ関係は続きますが、その中でもヴィクトールが望んでいたことはたった1つで。
そのためには自分の命を落とすことも厭わないし、自分が報われないことも少しも躊躇なくて。
どこまでもヴィクトールにとってはユーリが唯一で。
そのやり方想い方が屈折しているのは確かだけれども、それほどに深い想いを持っていて。
やがて、それをユーリに伝える機会も得て。
それでも、少しもそれ以上を望んでいないある種の献身的なまでの妄愛っぷりに感服です。
そして、ユーリは少しずつそうして本心をも混ぜられることによって変えられていくのですが、最後までそれで芽生えた本心を素直に口にすることが躊躇われるようで。
背中にそっと囁く程度なのがまたなんとも言えずせつない。

上巻の時からヴィクトールがダントツで好きだったんだが、この巻でもやはりヴィクトールが好きでした。
というか、好き度に拍車がかかりました。
どんどんヴィクトールのユーリへの想い方が溢れ出して来たようで。
そのやり方がまぁわかりにくかったりもするんだけども。
こういう屈折した男が好き。
そして、またユーリもそんなヴィクトールと在るうちにそれまでのような強気な態度が取れるようになったりで。
素直に心情を吐露しない分、2人の関係がせつなくもあり好きです。

ラストシーンはハッピーエンドの予感といった感じで幕が引かれていて。
はっきりとは描かれていない故に、もしかしたらそうではないのかも…という思いもあったりで。
それはそれでこの双子の物語としてしっくりいくような気もするのですが、個人的には是非ユーリの口からちゃんとヴィクトールに遠回しな言葉ではない愛のセリフを聞かせてあげて欲しいです。

じゃ!

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