「その冷ややかな唇で」読了。
ちょりース。
サガンだぷ。
今日は大いに引きこもっておりました。
特に何というわけでもないのだが。
とりあえず外に出るのが面倒だったので。
特に外に出る用もなかったので。
というわけで1日本を読んでおりました。
本日のご本は鬼塚ツヤコさんの「その冷ややかな唇で」
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イラストが門地かおりさんで。
門地さん好きなのでね。
で、門地さんのサイトから鬼塚さんのとこへ飛んで、門地さんイラストので面白そうなのがあったので読んでみようと思ったのがこのお話でした。
大学助教授・比良坂×大学修士2年・及川
及川は比良坂の研究室にいる修士生で。
比良坂も及川も女好きというか不自由してない感じで。
けれど、実は及川は比良坂のことが好きで。
比良坂は男も相手にするという噂もあったが、及川は自分が彼の好みからは外れていることを知っていて。
なので、密かに想い続けるに留めていて。
けれど、ある日。
研究室で女ともめる比良坂を目撃した及川はつい比良坂を挑発するようなことを言い。
好きな男がいるけど相手にされないから、と告げる。
最初は相手にしない比良坂だったがフト気が変わり及川と関係を結ぶことに。
というわけで、片想いの相手と偽って寝ちゃうわけですよ、及川くん。
それで幸せになれるはずもなく。
身体自体はそれでも触れられれば嬉しくもなるんだけども、感情が伴わない行為に疲れてくんだな。
一方で、比良坂はクールな感じに見えて意外と熱い?人で。
及川がほかの男といるのとか見ると独占欲みたいなのが沸くみたいで。
及川にひどく執着する。
最初は自分でもどうしてそんなふうに執着するのかわからないままに。
やってることは強引でやきもちというかそういうのにも見えるんだけどね。
そんなこんなで気持ちが擦れ違ってるので切ない感じになるわけですわ。
そんな関係に疲れて別れを切り出す及川ですが、比良坂はそれを素直には聞き入れません。
強引に関係を結べば「ほら、みろ」的な反応を示すし。
けれど、及川は言い放ちます。
「同じように相手にも想われたい…」
そうして2人の関係は終わるのだが…。
って感じで。
ま、もちろんハッピーエンドになるのでその後の展開があるわけですが。
この及川の切なさ具合が好きです。
好きなタイプなんですわ、こういうの。
好きだけど報われないんだし関係だけでも…って踏み込んだら、逆に余計苦しくなって足掻いちゃうような。
うん、ステキ☆
そして、比良坂の強引さっていうか独占欲の強さってのも凄かったです。
普段はクールで知的なデキる助教授って感じなのにねー。
いやー、人間ってコワイ!(え、そういうこと?)
鬼塚さんのほかのお話も読んでみようかなー。
とりあえず、まだこの間買ったストックがあるので、それから片付けていきましょう。
じゃ!
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