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みきとり。「ボーダーラインⅢ」

ちょりりんす、サガンだす。
ネット徘徊してたら、我が心の師匠が某アニメの同人やってるの発見してしまいましたー。
うがー、マジでかー!
そのアニメなら見てたし、師匠のやつなら読んでみたいじゃねぇか、畜生☆

それはさておき。
いよいよ本日最終章。

ボーダー・ラインIII Music ボーダー・ラインIII

アーティスト:ドラマCD,三木眞一郎,鳥海浩輔,小杉十郎太,羽多野渉
販売元:インターコミュニケーションズ
発売日:2005/07/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ボーダーラインⅢ」原作:久能千明
由利潤一郎:三木眞一郎 真行寺佳也:鳥海浩輔
片岡亜久利:小杉十郎太

(あらすじ)
何かをふっ切ったような真行寺はそれからも由利との関係を続けていた。
個人的にしている捜査も着々と進んでおり、裏から手を回しては麻薬ルートの検挙をしたりもした。
しかし、情報ルートを内密にしているとはいえ、ほかの事件に取り組んでいる時に摘発に出るなど越権行為も目立っていた。
そんな真行寺の様子に警視庁も監察を片岡に送るなどして真行寺の調査に当たる。
片岡は真行寺を心配して再三無茶はしていないか尋ねるが、真行寺は一向に口を割ろうとはせずうまく話をかわしていく。
そうして、片岡は他県へ移動になり、真行寺の捜査はいよいよ1人でやるしかないところへと追い込まれていく。
そして、由利は…。

(感想)
はい、というわけでラストです。
これでホントのホントに最後です。
やっぱりこの話はホントよかったです。
あーイイ話だ。
初っ端、いきなりベッドシーンから始まってちょっとびっくりしました。
相変わらず色っぽい鳥ちゃんです。
Ⅱのラストで関係を結んで以来、真行寺は由利に身を任せることを許しているようで。
けれど、由利がいくら「好きだよ」って言っても真行寺にはどう答えていいのかわからない。
自分の気持ちが由利と同じような気持ちなのか、それともただ利用しているだけなのか。
自分が身を任せるのは、立ち向かう巨大な敵への恐れを一時的に忘れるための「甘え」のようなものではないかとか。
話してくれるまで待とうと思っていた由利だがいつまでも話してくれない真行寺が心配で遂には真行寺の部屋に勝手に入りコンピュータをハッキングして真行寺が追っているものを暴いてしまう。
由利はその規模の大きさに見て見ぬふりをしろと告げるが、真行寺はそれはできないと言い由利にも別れを告げる。
もう事件の調査は引き返せないところまできていたのだ。
そんなことはできないと言う由利に、真行寺は自分の生い立ちを話し始める。
そこに今回の事件に執着する理由が秘められており、自分が由利に身を委ねることについて由利の想いに答えられないことについての解答もあった。
けれど、由利はそれは違うと否定する。
真行寺と真行寺の母親とは違うからと言って。
言葉では伝えてもらったことはないけど、身体でちゃんと想いは伝わっていたからと。
「佳也さんは僕が好きなんだよ」って。
言われて、ようやく自分の気持ちに気付く真行寺。
由利を裏切っていなかったことにホッとして涙する真行寺。
そして、一時の幸せな時間を過ごして。
翌日にはまた仕事へ。
真行寺はどこかすっきりとした気持ちで仕事をするが、そこへ例の事件の関係者から連絡が来て、命を狙われて。
同僚たちを巻き込む形で最悪の状態に陥る。
意識が朦朧としていく中で真行寺は最後の瞬間に由利を想っていた。
一方で片岡の元を訪れた由利。
この由利がホント痛々しい。
普段は飄々とした物言いしかしないのに、激昂して片岡に殴りかかる。
怒鳴っているというよりも泣き喚いてるみたいな感じで。
ホントこのシーンは胸にイタイです。
真行寺のことを助けてあげたいのに助けてあげられない由利の苦悩みたいなのがあって。
もうできるだけ見守るしかできないやり場のない気持ちみたいなのがあって。
結局。
真行寺は犯人側に狙われた事故で一命は取り留めたものの事故から半年前からの記憶を失くしてしまう。
例の事件関係の記憶一切と、その間に出会った由利との記憶を全て。
それから2年が経った時にはもう記憶の途切れている自分にも慣れてきて真行寺は以前より丸くなったような性格で現場復帰を果たしていて。
片岡は事件後、由利が用意した真行寺の事件の調査書を持って警視庁に乗り込み事件を暴き。
結果、表面的には有耶無耶にされたが首謀者にあたる人物は左遷され、自分も警察をやめ、由利と事務所を開いていた。
片岡は真行寺が記憶を失くしてから一度も泣かない由利が心配で仕方ない。
まだ会いに行けずにいる由利に「このままでいいのか?」と詰め寄る。
由利は気長に待つことを告げ、遠くから見守ると言うのだが。
遠巻きに真行寺の仕事ぶりを窺っていた2人は偶然真行寺に見つかってしまう。
真行寺は片岡を見つけて寄ってきて話しかける。
片岡はたまらず「思い出したいとは思わないのか?」と尋ねる。
すると、真行寺は「思い出したいと思っています」と。
何がそうさせているのか自分でもわからないけれど、心の中にスッポリと空洞があるのだと。
何か大切なモノを忘れてしまっているのだと。
そうでなければこんな満たされない気持ちにはならないからと。
だから、自分の中にある心因的なものがなくなれば思い出せるのだと。
そうして、片岡の後ろで空を見上げている人物に気づき、片岡に尋ねる。
由利はゆっくりと真行寺のもとへやってきて「こんにちは」と明るい声で告げる。
真行寺の中で何かが騒ぐ。
苦しいような、それでいて甘い痛みのような…。
「あの…どこかで、お会いしたことが…」
真行寺の言葉に息を飲む由利が印象的。
覚えてるはずがないのにどこかで会ったことがあるような。
未来を期待できるようなその言葉に。
だから、由利は告げるのだ。
最初に出会った時に告げたのと同じ言葉を。
…アタシ、今までBLでもなんでも大概、フツーにハッピーエンドと言われるものばかりを読んできたところがあるので、こういう終わり方もあるんだなーってのが新鮮でした。
切ないんだけど、まだ最後にちゃんと光が見えてよかったなと思った。
事件が終わったところで終わってたらなんだかとっても哀しい気持ちになっていたような気がするから。
気持ちはちゃんと通じ合ったけれど、それだけでは乗り切れない巨大なものに真行寺が飲まれちゃうっていうか…。
なので、最後に真行寺のあの言葉が聞けてよかった。
あの言葉のおかげで由利は救われるような気がするし、いつまでも待てるんだろうと思う。
あんな再会の時でも飄々といつものように笑っていられる由利は心底強い人なのだろうと思う。
片岡に涙を見せるのはお前じゃないって言ってたように、本当に真行寺が全てを思い出して、それでもなお由利を選んだ時にこそ、涙を流すのだろう。
それでも、由利に不安がずっとないわけじゃないし、いつ思い出してもらえるかもわからない。
楽しい記憶ばかりじゃなく、哀しい記憶だって多い。
思い出さない方がいいのかもしれない。
だけど、真行寺は「思い出したい」と言い切ったし、覚えてないはずなのに、あんな言葉を吐いた。
だから、ちょっと胸に込み上げてくるものがあったんだろうな。

新年早々、ものすごくイイ作品に巡り逢えたなぁと思う。
もう今年の1位って言ってもいいくらい好き。
胸が締め付けられる感じ。
お話もいいし、演者さんの力もやっぱりスゴイ。
みっくんも鳥ちゃんもホントすごいなぁとしかいいようがないような。
余所のブログさんとか覗いてみても、どこ行ってもこの作品は絶賛されてて。
鳥ちゃん受ではトップクラスに入ってるし。
そりゃ、もう、アタシがこれで鳥ちゃん強化月間とかしちゃってもしょうがないよねって感じで。
もちろん、みっくんも改めてスゴイなぁと思ったわけで。
由利という存在はどこか掴みどころがないけれど、それをものの見事に演じきったというか。
改めて惚れ直しました、ええ。
やっぱりうちのみっくん最高です!(ぇ)

というわけで、基本的には鳥ちゃん受フェアをやってんのよね、実は。
なので、「是」はユーがよろしく~(笑)>ばぶお。

じゃ!

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コメント

あや~っす

↑これを言うとR子に締められるんですが、ブームですので当分使います!
お疲れ様です。今日は歌舞伎を観ましたばぶおです。ラブりんラブりん♪(歌舞伎界の石●幹二)←これ伏せ字になってないよ(笑)

実は今、是3のセリ中なんだけど、入札者が半端ねーく多くてどんどん競り上がってる。今回は見逃すかも。

ちょりーす。
締めるよ?

また週末に梅田行くから見とくよ。
多分、冊子付きはないと思うけど~‥
以上、伝言板でした(殴)。

Narakuへ
やっぱりヲチはみっくんかい(笑)。

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